紳士服のスーツオーダーのあれこれ!車と似てる

紳士服のスーツオーダーのあれこれ!車と似てる

紳士服のスーツオーダーのあれこれ!車と似てる

現在紳士服のスーツの既製服やオーダーメイド全般を扱う仕事をしています。

 

 

現在44歳、男性、かれこれ場所は違えど同じ業種を26年続けています。長年この仕事を続けてきて紳士のスーツの深さをけっこう感じています。それはお客様からオーダーを長年依頼されてきてしみじみ思います。あるとき私はお客さまのオーダーしたスーツについてすごく悩んでいました。

 

 

それは毎回同じ型紙・寸法でオーダーしているはずのスーツのはずがお客様から毎回微妙にフィット感が違うということを言われたのです。実は私も自分自身のスーツを工場で同じ寸法でオーダーしていて自分自身の体感としても薄々感じていたのですが、厳密にどのへんの寸法がどのくらい何ミリ位違うのかはわかりませんでした。

 

 

 

同じ型、同じ寸法なのにけっこうフィット感がちがうのです。もちろん工場の生産する時の誤差はあるはずなのですがそれとは何か違う何かがあると思い、釈然としませんでした。そしてさまざなな数値の採寸などいろいろ自分なりに研究を重ねた結果ようやく答えが出ました。それは簡単に言うと例えば夏物の生地と冬物の生地では厚さは倍以上ちがうものがあります。

 

 

 

それを筒状にすると断面の内周と外周の誤差はけっこうなものになります。そういう筒状のパーツをさらに立体的に組み合わせていくと数値には現れない着用したときの違いがでるのです。

 

 

こういうふうに当たり前のように文字で書いてみると当たり前と思われるかもしれませんがこれがけっこう計算できない誤差が生まれます。

 

 

 

ではずっと同じサイズでオーダーして下さるお客様にその生地の厚さ、薄さ、重量、伸縮率などを自分の中で計算して噛み砕いてお客様に仕上がりの状態を提案できるようになりました。

 

 

技術的に言うと車の廃車と同じかなと思っている。

 

 

働くクルマや電車が大好き!
そんな男の子は多いと思います。
しかし、私は子供のころからまったく乗り物系には興味がありませんでした・・・、そう、あのバイクに出会うまでは。

 

地方の大学に入学した私は、車がないと生活ができないという地方特有の事情から、免許を取る必要に迫られました。
そんなある日、大学の掲示板に貼られた一枚の紙が目に入りました。

 

 

 

「バイク売ります!」

 

その紙に印刷されていたバイクの写真を見た瞬間、心臓が鷲掴みにされたようでした。

 

 

 

残念ながら、いまだかつてそのような異性に出会ったことはありませんが、おそらくそれは一目惚れというやつだったのだと思います。

 

 

 

普通自動二輪の免許などもっていないにも関わらず、私はその紙に書かれた電話番号に連絡をし、そのバイクをみせてもらうことにしました。

 

深みのあるワインレッドのボディ、極限まで空気抵抗を軽減するべく作り上げられたであろう流線形のライン

 

 

 

私には博物館に飾ってあるような芸術品がもつ美しさは理解できませんが、このバイクの美しさは理解できます。
いいえ、理解というよりは感じるといった方がしっくりきます。

 

 

 

 

私はそのバイクを購入することに決めました。

 

 

 

 

そして、すぐに普通自動二輪の免許を取るために自動車学校へ入学したのです。

 

 

 

 

免許を取得してようやくバイクに乗った矢先、お別れの時は唐突に訪れました・・・。

 

 

 

事故に巻き込まれて全損・・・。

 

 

さらにその事故がきっかけで腰にヘルニアを患ってしまったため、バイクに乗ることさえできなくなってしまいました。

 

 

 

あれから15年の月日が流れ、私も30半ばに差し掛かりましたが、いまだにあれ以上に美しいバイクに出会ったことがありません。

 

 

それはクリエイティブ系の仕事に携わるようになった今でもはっきりとはわかりません。

 

 

しかし、この道を極めればいつかその答えにたどり着けるような気がしています。

 

廃車 手続き

 

美しい・・・。

 
 

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